将来に向けた水素混焼タービンの実証
2025-01-17
水素は、エネルギーの安定供給を確保しつつ、脱炭素化を図るための貴重なツールとなる可能性があります。
ガスタービン・コンバインドサイクル発電は、天然ガスを利用した高効率な発電方式です。天然ガスはエナジートランジションに必要不可欠な燃料ですが、他の化石燃料よりもはるかに少ないとはいえ、CO2を排出します。
そこで、脱炭素に向けて期待されるのが水素です。JAC(J-series Air-Cooled)形のような最新鋭の大型ガスタービンは、天然ガスと水素の混合燃料によって発電できるように設計されており、将来的には水素専焼への対応が計画されています。
三菱重工は、2023年11月に兵庫県にある高砂水素パークにおいて、地域の電力網に接続された状態で、水素30%混合燃料による大型ガスタービンの発電実証運転を行いました。この試験では、同じ敷地内で製造した水素が使用されました。
水素の製造から貯蔵、利用(発電)までのプロセスの詳細については、以下の動画をご覧ください。